杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010
- みずぼうそう(水痘症)/帯状疱疹
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みずぼうそう(水痘症)は、全身に水ぶくれができる病気です。こどものうちにかかる事が多く、よくうつります。原因は水痘帯状疱疹ウイルスです。
うつってからブツブツ出てくるまでの潜伏期は10‐21日(平均14日くらい)です。熱が出る事もあります。
発疹は赤い小さな疹(紅斑)として始まり2 - 3 日のうちにかゆくて赤い盛り上がった疹(丘疹)→水ぶくれ(水疱)→水ぶくれの中が白っぽくなる(膿疱)→かさぶた(痂皮)となり、全身にそれぞれが混じり合うのが特徴です。すべてがカサブタになればもううつらなくなります。それまでは、登園・登校ができません。
治療としては、抗ウイルス薬があります。早期に飲み始める事ができると、とても軽く終わりますが、遅れると全身にたくさんひろがり、時には痕を残します。
こどものうちにかかる病気ですので、おとなになってもかかった事が無い人や分からない人、また、かからせたく無い時は、ワクチンの接種をおすすめします。
みずぼうそうは、一度かかると体の中にウイルスがかくれていて、ウイルスに対する抗体が下がると帯状疱疹として、再び出てきます。帯状疱疹は、体の半分に帯状に水泡ができる病気で、神経痛を伴うつらい病気です。こどもの頃にかかった事がある人も、ワクチンを受けると体の中の抗体価があがり、帯状疱疹になりにくくなります。
ワクチン接種を是非検討して下さい。