杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010


- 薬の飲ませ方
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もらった薬を、よろこんで飲む子もいれば、なかなか飲まない子もいます。頑固に飲まない場合は本当にタイヘン!です。病院で処方される薬にはたくさんの種類があります。その性質や効果を把握して飲ませる事が大切です。
子供にお薬を飲ませるための“グッズ”もいろいろと売られています。哺乳瓶の小型のものやスポイト様の薬飲み・混ぜて飲ませるためのゼリー・味付きのオブラートなど、そういった物を上手に活用するのもよいでしょう。
その他にもアイスクリームや練乳、チョコレートクリーム、ホイップクリームなど子どもの好きな物も活用できそうです。(下痢のひどい時には量はすくなめにしましょう。)とはいえ、必ずしも好きな物が飲みやすいとは限りません。処方された薬がどのような物に混ぜると飲みやすくなるのか、薬をもらう際に聞いておきましょう。(例:メイアクトはオレンジジュースや、午後の紅茶のミルクティー/クラリス&クラリシッド&ジスロマックはバニラやチョコレートのアイスや練乳など/アレジオンDSは麦茶がいいようです)
薬は飲めないと効かないのは当たり前。食後にとらわれず、空腹時やのどが渇いた時に飲ませるのも一つの方法です。
残念ながら、これなら絶対飲めるという飲ませ方はありません。子供一人一人個性があり、好みが違っていて、一概には言えないからです。その子にあった飲ませ方を見付けていくしかありません。場合によれば、心を鬼にして飲ませる事も必要かもしれません。でも、どんなに頑張っても、どうしても飲まない時には、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。薬には、必ず最後まで飲まないといけないものと、症状がよくなればやめて良い薬があります。いつも最後まで飲めないのであれば、診察を受けた時に、飲みきる必要があるかどうか尋ねておくのも良いでしょう。
子供は、成長とともに薬を喜んだり、嫌ったりといろいろ変わっていきます。あの手この手で乗り切って行くしかありません。いろいろと試みてください。