杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010
- 頭部打撲
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子どもの成長はうれしいものです。でも、動く範囲が広がるにつけ、色々な事故が心配になります。その一つが「落下して頭を打つ」事です。
子どもは高い所から落ちて頭を打っても、以外にケロリとしていることが多いですね。ですが実際は子どもがケロリとしていたり、すぐに泣いたからといって絶対大丈夫とは言えないのが現状です。
心配なのは頭の中の出血です。でも頭の中は簡単にのぞいて見る事はできません。そのうえ、出血はすぐに起こるとは限らないのが恐いところです。子どもが元気ならひとまず安心ですが、数日は気をつけて様子をみる事が大切です。
では、どういった事に気をつけないといけないのでしょう。以下の事に気をつけて、このような時には病院で診てもらうようにしましょう。
@いつもと違って不機嫌が続くとき。
A頭が痛くて治まらないか、だんだんひどくなる。
B吐き気・嘔吐が何回もおこる。
Cぐったりしている。
D手足の動きが鈍くなる。
E物が2重に見える。
Fひきつけをおこす
などです。
以上の事に気をつけて数日は様子を見ましょう。その後も様子がおかしければ診てもらうようにしましょう。
これらの症状が無くとも、心配な程の「頭を打つ」といったエピソードの場合は、夜間でも救急受診をし、様子を見てもいい状態かどうかを判断してもらうようにしましょう。
成長にともない子どもの動きはどんどん広範囲になっていきます。家の中の危険を今一度見直し、階段にフェンスをつけるなど、できる予防をするようにしましょう。