杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010


- みずいぼ
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水イボは、主に子どもにみられます。水イボウイルス(ポックスウイルス)が皮膚について小さな半球状のイボができます。そのイボの中にたくさんのウイルスがひそんでいます。
水イボはうつります・・・子どもが引っ掻いてイボが破れたり、元気に遊んでいておもちゃや家具などでこすって破れたりします。するとたくさんのウイルスが皮膚の表面につきます、おもちゃや家具にもつきます。そこに直接皮膚が触れウイルスがつき、増えたり、うつったりしていくのです。プールの心配をする事が多いのですが、実際はプールの水を介して移るのではなく、ビート板などで水イボがこすれて潰れ、そこに触れる事でうつると言われています。ですから、プールはそういった皮膚をこする物を使わなければ問題ないでしょう。
この水イボは、そのまま置いていても自分でやっつける力(免疫)ができ、6ヶ月から3年で自然に治っていきます。そのため、大人にはすでに免疫があり、あまりうつりません。困るのは、治るまでに広がる子があることです。治療としては、水イボをピンセットで取る方法などがあります。これは、痛みを伴います。水イボは治療をするか、しないか賛否両論です。痛みが無くてイボを取ってしまえるなら、水イボは数が少ないうちに取ってしまった方が良いでしょう。取ってもまたできるのが水イボの特徴です。それでも、痛くなければ気長に治療ができるはずです。皮膚科で相談してみましょう。