杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010


- インフルエンザにかかってしまったら
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どんなに用心しても、かかってしまう事はあります。インフルエンザにかかってしまったら、他の風邪の時よりも用心して看護することが大切です。
特に以下の事に注意しましょう。
* 注意1 * 熱冷まし
ここ数年、一部の解熱剤(ボルタレン/ジクロフェナクナトリウム・ポンタール/メフェナム酸)がインフルエンザ脳症を悪化させると話題になっています。一般的に小児によく使われるアセトアミノフェン(アンヒバ・アルピニー・カロナール・コカール等)は安全性が高いといわれています。
* 注意2 * 検査と薬
数年前から外来でインフルエンザの検査ができるようになりました。鼻の奥にウイルスがいるかどうかを調べるもので、陽性であれば薬が処方されます。インフルエンザの薬は、熱が出て48時間以内に使う事ができれば、その後比較的すみやかに解熱していく事が多く見られます。
* 注意3 * 診察を受ける必要がある状態
何度も嘔吐して水分がとれない。顔色がひどく悪くいつもと様子がちがう。けいれんを起こした。などの症状があれば夜間でも医師の診察を受ける事をおすすめします。夜間も診療を行っている地域の病院を必ず把握しておきましょう。
* 注意4 * 落ち着いて
高熱が出たとあわてて救急外来を受診する必要はありません。水分もとれ比較的落ち着いていれば、一晩家で様子をみて翌朝受診しましょう。夜間外来では緊急処置はできますが、原則的に検査はできません。インフルエンザの検査は熱が出てすぐには反応が出にくく、あわてて受診しても夜間ではインフルエンザの薬は出ないのが原則です。