杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010

こどもの病気|杢保小児科医院(もくぼしょうにかいいん)小児科・アレルギー科・予防接種

こどもの病気とケア

プール熱/アデノウイルス
***プール熱って***

 いわゆる夏風邪の一つに「プール熱」があります。

 プール熱とは、本名を“咽頭結膜熱”といいます。喉と目と熱という単純な名前です。その名の通り、目が真っ赤になってメヤニが出る結膜炎と、のどが痛く、口の中の扁桃が真っ赤に腫れ高熱が出る扁桃炎とがおこり、高熱が3〜7日続きます。高い熱が長く続くので解熱するまでが待ち遠しく不安な病気です。

 プール熱の原因はアデノウイルスの感染です。これは、風邪とおなじように移ります。でもプールでよくうつる事からこの名がつきました。ですからプールに入らなくともかかるのです。

***アデノウイルスって?***

 一口にアデノウイルスと言っても、その中にはたくさんの「型」があり、それぞれ引き起こす症状が違っています。軽いカゼ程度のものから扁桃炎や肺炎、さらには結膜炎や嘔吐下痢症・血尿・ウイルス性髄膜炎と多彩です。プール熱はその中の一つでアデノウイルス3型などが原因で起こります。

 アデノウイルス感染症の潜伏期間は5〜7日、感染経路は飛沫感染や、涙・鼻水・便などに出るウイルスが手に付き、結膜・気道・腸の粘膜から感染したりします。 また、免疫がつきにくく、同じ人が何度もかかってしまうことがあります。

***治療は***

 治療は、インフルエンザのようにウイルスそのものに対する薬というのは無く、他のウイルス感染と同様に、自分で治そうとする力(抗体)ができるのを待つ事となります。そのため治療は、現れた症状に対する対症療法が中心となります。アデノウイルスによる扁桃炎は細菌感染と区別しづらい事と、細菌の混合感染を防ぐ目的から抗生剤を用いる事もあります。時には重症化して入院治療を必要とする事もあります。


アデノウイルスは集団や家庭でよく移ります。子どもさんがかかった時にはご家族のみなさんも移らないように十分気をつけて下さい。

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