杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010

こどもの病気|杢保小児科医院(もくぼしょうにかいいん)小児科・アレルギー科・予防接種

こどもの病気とケア

便秘
 おいしくご飯を食べるためには“うんち”がちゃんと出なければいけません。実際はなかなか難しいのが現状です。

***便秘って?***

 うんちが出るのが3〜4日に一回だとしても、苦痛なく十分な量がでるなら便秘とはいいません。一方、うんちをする時にお腹が痛くてつらかったり、硬くて肛門が切れてしまったりするようであれば、それは便秘です。

 次に大切な、排便習慣と食事についてお話しましょう。

 

***排便習慣***

 毎日の排便習慣をしっかりつける事が大切です。

 朝は早起きし、ご飯をしっかり食べましょう。ご飯をたべると腸が動き、「うんちをしたい!」という感覚(便意)が出ます。そのタイミングでゆっくりトイレに座れると最適です。それを習慣つけたいものです。夕飯後でもいいでしょう。毎日決まった時にできるといいですね。うんちが出ないからといって長く座らせる必要はありません。

 その他の時でも、便意をもよおしたら我慢せずに、なるべく早く排便する事が大切です。我慢していると便意が消え、どんどん便秘になってしまいます。

***叱らないで***

 うんちを失敗しても子供を叱らないようにしましょう。叱られると便秘がひどくなる事がよくあります。同じく、トイレに行くのを嫌がっている場合は無理に行かせず、楽しく行ける工夫をしましょう。

***食事療法***

 腸の動きを良くするために、食物繊維の多い食品をとるよう心がけましょう。

 イモ類(こんにゃくもそうです)・野菜類・豆類(おからもいいですね)・きのこ類・海草類(のりや寒天もそうです)・麦飯・コーンフレーク・みかん・あんず・パイナップルなど。これらが、おいしくとれるといいですね。

***ひどい便秘の場合***

 それでも改善しない頑固な便秘についてお話しましょう。

 肛門の近くの腸を直腸といいます。そこに便が長くたまったままになっていると便秘は改善しません。直腸まで便が来ると、「うんちをしたい!」という正常の反射がでます。直腸に長く便があると、それが消えてしまうのです。それでは、いくら頑張っても便秘は治りません。

 便意を復活させるためには直腸の便を出して、からっぽにしなくてはいけません。そのためには下剤や浣腸を上手に使いましょう。からっぽの状態を長く続けると、消えてしまった反射がでてきます。一週間くらいで便意が戻ってくる場合もありますが、もっとかかる場合もあります。気長にいきましょう。

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