杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010

こどもの病気|杢保小児科医院(もくぼしょうにかいいん)小児科・アレルギー科・予防接種

こどもの病気とケア

赤ちゃん:うんちが出ない
 離乳食開始前のあかちゃんはうんちが出にくくなる事がありますが心配ありません。

 あかちゃんは、生まれたばかりの頃には1日に何度もうんちをします。そのあと「からだ」だけでは無く「腸」も成長してうんちを溜める事ができるようになり、出なくなることがあります。これは生理的なもので病気ではありません。

 離乳食を始める前のあかちゃんは、1週間以上うんちが出なくても機嫌悪くなることは無くミルクやおっぱいの飲みも変わりありません。さらに驚くことに、何日溜まっていてもそのあと出てくるうんちは軟らかいのです。

 うんちが出ないあかちゃんの中には機嫌が悪くなったり、ミルクやおっぱいの飲みが悪くなる事があります。そんな時は、お腹のマッサージ(*)や、綿棒浣腸(**)をしてあげましょう。それでもうんちが出ず機嫌や飲みが悪ければ小児科を受診をしましょう。

 お腹のマッサージや綿棒浣腸はうんちが2-3日出ないくらいでし始めてもいいでしょう。毎日しても1日数回しても問題はありません。クセになることもありません。

 また、あかちゃんが普段から何度も力むことを心配される方がいますが、これはしゃくりと同じように生理的なもので、うんちをしたいのに出ないわけではないようです。

 ここまであかちゃんのうんちの話をしましたが、これは離乳食が始まるまでのことです。離乳食が始まった後のあかちゃんのうんちは、それまでと違ってお腹に溜まると固くなります。その場合はまた違った対応が必要になります。



*<お腹のマッサージ>
お臍を中心に「の」の字を描くように軽く押さえます。機嫌のいい時に、あかちゃんと遊ぶように楽しくマッサージしましょう。

**<綿棒浣腸>
綿棒の先にベビーオイルやワセリンを付けて、肛門からそっと入れ優しくまわしましょう。綿棒の白いところが隠れるくらい入れるといいでしょう。

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