- 赤ちゃん:下痢の時の注意
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ここでは、治療以外の家庭でできる対応をお話ししましょう。
赤ちゃんは、体が小さい上に水分比率が大人より多い特徴があります。そんな赤ちゃんが下痢をすると、思った以上に体から水分やミネラルがたくさん出てしまいます。その分しっかり補わないと脱水になります。
こんな時一番いいのはやはり赤ちゃん用イオン飲料です。冷たいとおなかに刺激になります。あたためて飲ませましょう。ミルクは薄める必要はありませんが、いつまでも良くならないのなら、乳糖(母乳やミルクの甘みの成分)の入っていないミルクに替えましょう(ラクトレス・ノンラクト等)。母乳の場合はそのままで良いでしょう(乳糖分解酵素の薬もあります)。食事は離乳食初期のでんぷん中心の食事とします。果物はバナナを潰したものとリンゴをおろしたもの、桃のカンズメ以外はさけましょう。後は便性の回復にしたがって、普段の食事に戻していきましょう。