杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010


- 赤ちゃんの熱vol.2:熱冷まし・スキンケアー・水分・食事・室温など
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<熱冷ましの座薬>
熱冷ましの座薬は常備しておきましょう。原則として生後6ヶ月以上で使えます。38.5℃以上で水分も十分とれず、つらそうなときに使います。間隔は6時間が目安ですが、たとえ40℃でも水分が取れ、機嫌もまずまずなら使う必要はありません。
熱冷ましは一時的に熱を下げるだけで、熱はまた上がります。一番辛いのは熱の上がり際で、この時熱性けいれんも多くみられます。また、高熱だけで頭がおかしくなる事はありません。熱の原因が脳炎等であれば心配ですが、ちゃんと目が合ったり、呼びかけに反応するようならまず大丈夫です。
熱も病原体と戦う大切な反応です、恐れず対応しましょう。
<スキンケアー>
原則的に38度以上での発熱時は入浴を控えましょう。ですが、全身状態が良ければ短時間のシャワー等は差し支えないでしょう。汗をかいたら拭く、着替える等、こまめに対応しましょう。
<水分・食事>
熱が出ると、あかちゃんの体からいつも以上に水分が失われてしまいます。赤ちゃんは、大人よりも水分が豊富です。しっかりと補わないと脱水になってしまいます。こまめに水分補給をしましょう。授乳の合間に赤ちゃん用のイオン飲料などを飲ませてあげるといいでしょう。離乳食を食べている赤ちゃんであれば、ジュースを薄めて飲ませるのもいいでしょう。
食べ物は食欲がなければ口当たりのいい消化の良いものを少しずつ食べさせてあげましょう。食べられない場合は、飲み物の糖質がエネルギー補給になります。
おしっこが目に見えて減り、ぐったりしてきた場合は病院を受診しましょう。
<室温>
暑ければ冷房を、寒ければ暖房をつけましょう。温度はみんなが快適な温度でいいでしょう。後は、服やふとん、氷枕などで調節すれば良いのです。