杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010


- 食物アレルギー
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***赤ちゃんの場合***
赤ちゃんの消化管は未熟で、食べものが十分消化されないまま吸収されやすく、そのためアレルギー反応をおこすことがあると言われています。そして消化管が一人前になるのはおよそ一歳です。
赤ちゃんの食物アレルギーとして多いのは卵・牛乳です。
とはいえ、みんなが起こすわけではないので、心配しすぎて大切な栄養源を除去する事の無いよう、おかしいと思ったら必ず医師に相談しましょう。
***治療***
治療の基本は、原因食品の除去です。
この時大切なのは、検査等で陽性になった食品でも、それが本当に原因かどうかの判断をすることです。(食物負荷試験等)その上で除去をします。
また、除去の期間が必要以上に長くならないように、定期的に検査(血液検査や食物負荷試験等)を行います。ほとんどの食品がいずれは食べる事ができるようになるのが子どもの食物アレルギーのうれしい特徴です。
治療はどんどん変わっています。こどもの年齢や状態に合わせて、主治医と相談しながら食事療法をすすめましょう。
食事療法の他にも、食物アレルギーを抑えてくれる「インタール」やかゆみや湿疹を抑える「抗アレルギー剤」の内服なども併用される事があります。