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こどもの病気|杢保小児科医院(もくぼしょうにかいいん)小児科・アレルギー科・予防接種

こどもの病気とケア

こどもの熱中症
 小さい子供さんがいると、買い物に行くのもタイヘンですね。

 テレビで車の中に放置された子供が熱中症で亡くなったというニュースを見たことがあると思います。それが気になりつつも、こどもが車の中で眠ってしまったときには、起こすと機嫌悪くなったりして何もできないので、そのまま寝かせておいて買い物をしたくなることがありますね。そんな時、どのくらいの時間なら心配ないでしょうか?

 まずは熱中症とはどういうものなのか、お話しましょう。

***熱中症とは***

 高温の中で長時間すごしたり、からだを動かすことで、たくさんの汗をかき、からだの水分や塩分が足りなくなるためにおこる循環不全や体温上昇の事です。

 それによって、だるさ、めまい、さらには体温の異常な上昇や筋肉の痙攣などもおこります。時には死んでしまうことさえあります。

 最近は平均気温が上がっており、室内で過ごしていても熱中症を起こすこともあり、家の中でお年寄りが熱中症で亡くなったというニュースをよく耳にするようになりました。

***子供の熱中症***

 子供の体温調節機能は未熟で、大人よりも熱中症になりやすいのです。

 暑い日に外で遊ぶだけでも小さな子供は熱中症の危険があります。日陰で休んだり、冷やしたり、こまめにイオン飲料を飲ませたりして予防しましょう。

 

***どのくらいの時間なら大丈夫?***

 さて、実際はどのくらいの時間ならこどもを車の中に寝かせておいても大丈夫なのでしょう。

 残念ながらその指標はありません。

 気温22.5度でも、熱中症で車内の幼児が亡くなるという事故は起っているので、気温も何度以下なら大丈夫とも言えないようです。

 やはり、子供を一人おいて車を離れるのは非常に危険なことです。子供を車内に放置したために起るのは熱中症だけではありません。他にも死に至る事故が多発しています。

 アメリカでは、子供を車内に放置した場合、“保護の必要な子供を放置した”ということで逮捕される程です。事はそれだけ重大です。何かあってからでは取り返しがつきません。お気をつけください。

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