杢保小児科医院(小児科・アレルギー科・予防接種) 〒762-0082 香川県丸亀市飯山町川原972-1 TEL:0877-98-2010

こどもの病気|杢保小児科医院(もくぼしょうにかいいん)小児科・アレルギー科・予防接種

こどもの病気とケア

ウイルス性腸炎(嘔吐下痢)
 嘔吐下痢とは、胃腸炎の事です。嘔吐からはじまり次に下痢をします。その原因には“ばいきん”と“ウイルス”があります。ここではウイルス性胃腸炎についてお話しましょう。

 ウイルス性胃腸炎の多くは風邪の様にかかり、うつります。同じウイルスでも、ノロウイルスはカキ等の2枚貝に多く含まれ、不十分な加熱で体内に入り発症します。

***感染予防について***

 まずは、手洗いをしっかりしましょう。オムツかえ・トイレに行った時だけでなく、ドアノブ、おもちゃ等にも病原体は着いています。日頃から手洗いの習慣を付けましょう。

 吐物の処理には特に十分な注意が必要です。嘔吐の原因はすぐには分かりません。どんな時もノロウイルスを考えて行った方が良いでしょう。炊事用手袋等をし、捨てられる物で吐物の処理をし、ビニール袋に入れて捨てましょう。吐物の着いた所は念入りに次亜塩素酸ナトリウム(ハイター・ミルトン・ブリーチなど)を10倍に希釈した液で拭いましょう。その後の手洗いは念入りに。石けんは普通の石けんで十分です。アルコールや逆性石けんは残念ながらあまり消毒効果がありません。

***脱水症について***

 嘔吐や下痢がひどいと脱水を起こす危険があります。脱水症とは、体の水分が嘔吐や下痢で失われ、足りなくなる事です。そんな時には点滴が必要となります。嘔吐下痢で子どもがぐったりしてきたら、早めに病院を受診しましょう。

***おうちでできる事「食事療法」***

 胃腸炎には食事療法が一番大切です。

吐いた時は、まず、嘔吐が治まるのを待ちます(必要であれば薬を使いましょう)。そのあとイオン飲料など吸収のよい水分を温めて、少しずつ、間を開けながら飲ませましょう。だんだん飲む量を増やし、しっかり飲めるようになった後で、本人が食べたいと言うようになれば、粥やおじやなど消化の良い物を食べさせるようにします。

 冬には様々なウイルスによる胃腸炎(嘔吐下痢)が流行ります。十分注意してください。

  • お電話からの自動音声でのご予約は下記の番号までお電話ください。電話番号:0877-98-2400
  • インターネットからの予約はこちらから
  • 携帯電話からのご予約はこちらのQRコードを読み込んで下さい。
このページの先頭へ